宮城大学と共同で「花と緑のまちづくりボランティア育成講座」を開催しました
宮城大学と共同で「花と緑のまちづくりボランティア育成講座」を開催しました(2013年8月6日)
大学間連携事業の市民ボランティア育成班では、さる8月2日、3日と二日間にわたり、宮城大学食産業学部キャンパスにおいて、宮城県民の方々を対象とした花と緑のまちづくり公開講座を開催しました。
この講座は、本大学間連携事業が目指す「コミュニティプランナー育成プログラム構築」の一環として、両大学のステークホルダーとなる一般市民との連携体制を築くとともに、そのような講座企画運営に学生が直接携わることによって、市民巻き込み力を実践的に身につける教育プログラムとすることを目指して企画されたものです。
二日間の講座では、兵庫県立大学の教員の指導のもと、一般市民の方11名と宮城大学学生がともにキャンパスの入り口部分に花壇を作り上げることを実践しました。
初日は、まず宮城大学学生の進行により開講です。
市民の皆さんと学生さんは初対面だけに緊張気味に始まった講座も、自己紹介を経て会場の雰囲気も和やかになってきました。


今回の会場は、宮城大学食産業学部キャンパスの入り口にある緑地帯の一角です。
さっそく、なれない道具を使っての花壇の簡単な測量です。ここからの作業は、市民の皆さんの各班に学生も別れて加わり、いっしょに行います。
そして、測量の結果から図面をおこします。
さらに、そのうえに各自植栽デザインを書いていきました。初日はここまで。
半日ほどの受講時間とはいえ、かなり濃密、実践的な内容に受講生の皆さんは、かなりの充実感を感じておられるようでした。
翌二日目は、朝からみんなでデザインにそって施工です。
デザイン図にしたがって、現地への位置出しを行い、
植栽を行って
キャンパスの入り口近くに、共同作業による立派な花壇が二班分完成しました。
今回、初めて両大学の共同プログラムとして、学生、市民共同でひとつの作品をつくりあげる試みを行いましたが、このような試行を繰り返していくことにより、学生も市民との協働作業、市民に教えることをつうじて、今後専門家として社会で活躍していくための基礎的な力を身につけることができると思われますし、大学自体も地域のステークホルダーとの関係が強化され、この事業が目指す「学生と地域住民がフィールドワークを織り交ぜながら共に学ぶ「コミュニティ・スクール」」の実現に向かって進んでいくこととなるものと思います。